アフリカ南部に位置するアンゴラは天然資源が豊富なのにも関わらず、常に外国からの援助に頼らなければならない状態が続いています。

この第41回アンゴラ援助飛行は、すでに半年前からドイツ国際平和村のスタッフ、そしてアンゴラ・ルアンダの現地パートナー団体のスタッフによって準備されてきました。
子どもたちは、この半年の間に両親や医師、または健康センターの先生やスタッフから、治療のためにドイツへ行くことを説明されていました。
アンゴラの医師たちが子どもたちの両親に、ドイツで治療を受けない限り、自分たちの力ではどうすることもできないとはっきり説明したにも関わらず、拒否する両親たちもいました。
両親たちは、彼らの子どもたちにもう2度と会えないかもしれないという不安に怯え、できれば自分たちの元で治療をし、治って欲しいと願っていたのです。
両親には、彼らの子どもたちのために決断をする権利と義務があります。
彼らが決断したことは、誰にも変えられません。
その逆に子どもにドイツで治療を受けさせることを決断した家族もいます。
彼らは、子どもたちが治癒できるこの貴重な機会を逃してはいけないと判断したのです。

アンゴラの医師たちや現地パートナー団体のスタッフそして家族がいろいろと手を尽くしたにも関わらず、救えなかった子どもたちもいます。
アンゴラの地方都市BieとHuamboに住む2人の子どもたちは、治療のためのドイツ飛行を目の前にして、生まれつきの奇形が原因で亡くなりました。

援助なしでこの国がやっていけるまでには、まだまだ時間がかかるでしょう。
子どもたちがケガや病気を負っていても、医者に診せることができない両親も今だにたくさんいます。

「ドイツ国際平和村の援助が届かず、子どもたちを救うことができないことは、本当に悲しく悔しいことです。
そしてさらに愕然としてしまうのは、私たちが存在さえもつかんでいない多くの子どもたちが、傷を負ったり、亡くならなければならないことです。
偶然に存在を知ることができた子どもたちの運命を忘れてはいけないように、存在すら知らない、けれども亡くならなければならなかった子どもたちのことも忘れてはいけないのです。」
(ドイツ国際平和村とアンゴラ現地パートナー団体スタッフのコメント)