2月27日、ドイツ国際平和村は50回目のアフガニスタンとその周辺国への援助を終えました。
下記の報告にもあるように、2月19日には治療を無事に終えたアフガニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、カザフスタンの子ども達合計95人が帰国の途につき、再び子ども達を抱きしめることができた家族の喜びはとても大きいものでした。

アフガニスタンには68人の子ども達が帰国し、ほとんどの家族はすぐに子どもたちを迎えに来ました。
しかしながら、大雪のため遠方からカブールへ来ることが困難で、数人の子どもは家族の迎えを数日間待たなければなりませんでした。

「終わり良ければすべて良し」というわけでもありません。
タリバン政権と内戦が終わった後、アフガニスタンの人々は状況が良くなるだろうと期待しましたが、状況は更にひどくなっています。
地方や首都カブールの一部における医療はとてもひどい状態で、貧富の差はより広がっています。
アフガニスタンに滞在する外国人は多いのですが、それが1つの原因となり、カブールの物価は急上昇し、一般の人々は常に高騰する家賃を払うことや病院での治療を受けることができなくなりました。
レントゲン撮影は以前は約20セントでしたが、現在は15アメリカドルもかかります。

2月28日(月)カブールで公表された国連の報告は、ドイツ国際平和村代表ゲーゲンフルトナーのアフガニスタンでの印象を切実に物語っています。
国連専門家は、アフガニスタンは世界の最貧国に属し、今後も生活の質に向上が見られなければ危険な状態に陥ると見ています。
アフガニスタンは世界で6番目に貧しい国とされ、平均寿命は44.5歳で、近隣の中央アジア諸国より20歳も若いと言われています。
経済が25パーセント成長したにもかかわらず、全人口の半分が貧困状況にあります。
2001年以来、300万人の子ども達が学校に戻れましたが、国連専門家によるとアフガニスタンの教育システムが最低水準であるとされています。

しかしながら、喜ばしい報告もあります。
ドイツ国際平和村が建設のための資金援助を行なった「ドイツ子ども病院カブール」がほぼ完成しました。
このプロジェクトによって、子ども達の母国での治療が可能になり、治療のために子ども達を家族から引き離さなくてもすむようになることをドイツ国際平和村は期待しています。